2009年06月16日(火) 21:39
![]() | アコギなのかリッパなのか 畠中 恵 ちびちび的プチ評:
軽〜く読める分、なんだか苛立ってしまいます。 実業之日本社 2006-01-14 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
しゃばけシリーズの作者、畠中さんの
現代を舞台にした小説です。
そんな中でもなんで設定をそれにしたのか・・・。
ちょっと理解に苦しむのですが。
主人公は佐倉聖くん、21歳。
大学に通いながら元大物国会議員・大堂の個人事務所に勤め、
中学生の弟を養っているという青年です。
子どもの頃から札付きの不良で、
ある時すっぱり悪さから卒業したのだという。
で、大堂の下には
弟子の議員達から様々な相談事が持ち込まれます。
大堂本人や秘書が出るまでもないようなやっかいごとを解決していくのが
聖の役割です。
でもね〜。
一般の人にはよく分からない政治の世界。
選挙のとき以外は何をやっているの?
というところを覗いてみましょ、てな話なのですが、
いやまず、こんな事務所ないし。
毛の色が変わる猫とか、
殴打事件とか、絵画横領とか。
一話目の猫の話を読んだときには、
「あぁ、現代劇とはいえファンタジーなんだ」
と、早とちりしたちびちび。
畠中流のほんわかした雰囲気は明るくていいのですが、
余りにも消化不良なお話。
政治の世界を描くのはあわないのでは?
そして、苦学生のはずの聖くん。
ちっとも学校に行かない。
弟に最新の携帯電話を買ってあげようと働いたり、
早いとこ政治の世界からは抜けて
フツーのサラリーマンになりたいと願ってみたり。
それはいいんだけど、
そんなのほほんとやれるような話ではないのだよ。
働きながら学ぶことがどんなことなのか、
想像もできなかったのかしらん。
と、元・苦学生のちびちびは
舌を出してしまうのでした。



