人生万事塞翁が馬。 でも、なんだかこんがらがってしまうことが多い日々。
           
試練の道
2009年08月31日(月) 21:34
数週間前から、
あんまし体調がすぐれませんでした。
肩が凝って、腰痛もひどくなってきて、
だんだんと歯が浮くような感覚が強くなってきて。
あぁ、もうだめだぁ〜。
と、先週末にマッサージに行ったら
ちょっとスッキリしました。

が、歯が痛い。
いつも肩こりがひどくなると歯が痛くなるのですが、
今回は肩がラクになったのに、
歯の痛みだけ残ってる。
これは・・・もしや。

覚悟を決めて今朝、歯医者に行ってきました。
痛む歯を確認してレントゲン撮影。
結果は。
以前、治療した歯の奥が化膿しているとのこと。
ウギャ〜。

時間がなかったので抗生物質をもらい、
治療は来週となりました。
噛むことができないので、食事はお粥。
おやつも食べられない。
そして、食いしばることができないので、
稽古にもいけない!
ううっ、ダイエットだと思うしかないね。
斎藤美奈子『文章読本さん江』
2009年08月30日(日) 21:27
文章読本さん江文章読本さん江

 ちびちび的プチ評
  100冊の類似書がギュギュッとつまってます。

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巷にあふれる「文章」指南書の数々。
これを斎藤さん流に批評した一冊です。

文章読本界の御三家として、
谷崎潤一郎、三島由紀夫、清水幾太郎が、
そして新御三家として、
本多勝一、丸谷才一、井上ひさしの本が紹介されています。
いや、他にもいっぱい。
ウ〜ン。我が家にもございます。

文章読本というのは
読めば読むほど、「自分で書きたくなる」ものだそうで、
それは、上から目線の自慢だったり、
頑固親父の反発だったり。
「静かな抗争」として描かれる執筆者たちの姿勢が、
斉藤流に笑われていて、ほんとにおかしいです。

斉藤さんは一歩引いたところから見ているのかと思うと、
「文章がうまくなって、その後どうするのか」
というカルチャーセンター系の本に対するツッコミは、熱い!
はぁ〜、やっぱり文章読本を語ると、
熱くなるものなのですな〜。

後半は、明治、大正、昭和へと続く、
綴り方論争が紹介されています。
旧かな使いと新かな使いにこんな闘争があったなんて。
そして、小学校の頃に必ず書かされた読書感想文。
これが論争の先に生まれたものだったなんて。

ちびちびの場合、感想文を書くことそのものより、
課題図書になる本がつまらなくて辟易した覚えがあります。
だって、「道徳的に正しい」本ばっかなんだもん。
でも最近の小学生は違うようですね。
感想文が宿題にならないクラスもあり、
本も自分で自由に選べるのだとか。

好きに読んで、好きに書いて、
そしていっぱい書いてみるのが一番の上達法なんでは・・・
と、ちびちびは考えています。
だって、文章読本読んで
文章がうまくなったという人に会ったことないですもん。
色んな本が結構売れてるのにね。あぁ、資本主義。
畠中恵『ちんぷんかん』
2009年08月24日(月) 22:24
ちんぷんかんちんぷんかん

 ちびちび的プチ評
  今ある命を大切に生きることの大切さを感じます。

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「しゃばけ」シリーズです。
毎度のごとく病を拾って寝込んでいる若だんなですが、
今回はなんと三途の川まで行ってしまいます。
賽の河原で知り合った男の子と一緒の大脱出劇は
なかなか笑わせてくれます。
特に、兄やたちの手助け?が。

毎日が楽しいと、つい、
「いつまでもこのままでいたい」
と思ってしまいますが、
時は流れるもの。
幼馴染の栄吉には修業話が、
兄には縁談が持ち込まれ、
少しずつ周囲が動いていくのを感じる若だんな。

少し寂しい思いで「はるがいくよ」の短編を読むと、
も〜、せつなさ全開です。
いつも自分が死に掛けるばかりで、
誰かを「失う」ことを知らなかった若だんなが、
とても大切な人を見送ることになる。
この別れは、若だんなをどう成長させてくれるのかな〜。
夢枕獏『陰陽師 鳳凰ノ巻 』
2009年08月20日(木) 21:16
陰陽師 鳳凰ノ巻 (文春文庫)陰陽師 鳳凰ノ巻 (文春文庫)

 ちびちび的プチ評
  憎めない悪役がいると楽しくなりますな。

文藝春秋 2002-10

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「安倍晴明」シリーズの第4巻です。
これまでのお話にも度々登場していましたが、
この巻では同じく陰陽師の蘆屋道満の暗躍がおもしろいです。

播磨の国からきたという道満。
ボロボロの垢じみた水干を着て、
ぼさぼさの白髪頭にぼうぼうの白髭をたくわえている。

晴明が「宮仕え」の陰陽師であるのに対して、
彼は「野にいる」陰陽師です。
なので、頼まれればなんでもやる。
それは死んだ人の魂を呼び寄せることであったり、
誰かを呪で苦しめたり。
仕事の選択基準は「退屈がしのげるかどうか」という辺りが、
う〜む。癖のあるおっさんです。

ジョーと力石というのか、
山岡士郎と海原雄山いうのか。
「よきライバル」というよりは、
くされ縁ぽく、憎めない悪役といった感じです。

夢枕さんは、キャラクター作りがうまい!
夢枕獏『陰陽師―付喪神ノ巻 』
2009年08月19日(水) 21:40
陰陽師―付喪神ノ巻 (文春文庫)陰陽師―付喪神ノ巻 (文春文庫)

 ちびちび的プチ評
  誰の心にも鬼はいるのですな。

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「安倍晴明」シリーズ第3巻です。
陰陽師は短編読みきりなので、
どの本から読み始めても充分楽しめます。
以前、晴明と博雅が遭遇した鬼の話もちらほらでてきますが、
その時々に夢枕さんが説明をしてくれるので
ちゃんと話についていけます。

ちびちびの印象に残ったのは
「鉄輪」というお話。
顔を赤く塗り、赤い衣を着て、
鉄輪を逆さにかぶり、蝋燭を縛り付けている。
ちびちびはこの姿、
丑の刻参りをするときにするものだと思っていたのですが、
それはどうやら勘違いだったようで。

ここには、とても哀しい女が登場します。
その姿を見て心を痛める博雅。
誰の心にも鬼はいて、
だからこそ、人は歌を詠み、笛を吹く。
博雅の吹く笛の音が聞こえてきそうな、
切ないお話です。

一方で、宮中の歌合せという催しも紹介されています。
いうなれば、昔の「紅白歌合戦」かな?
凝りに凝った意匠が、まぁお見事。
日本人は細かいところにこだわりをもつんだな〜
と実感しました。

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