人生万事塞翁が馬。 でも、なんだかこんがらがってしまうことが多い日々。
           
夢枕獏『陰陽師 鳳凰ノ巻 』
2009年08月20日(木) 21:16
陰陽師 鳳凰ノ巻 (文春文庫)陰陽師 鳳凰ノ巻 (文春文庫)

 ちびちび的プチ評
  憎めない悪役がいると楽しくなりますな。

文藝春秋 2002-10

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「安倍晴明」シリーズの第4巻です。
これまでのお話にも度々登場していましたが、
この巻では同じく陰陽師の蘆屋道満の暗躍がおもしろいです。

播磨の国からきたという道満。
ボロボロの垢じみた水干を着て、
ぼさぼさの白髪頭にぼうぼうの白髭をたくわえている。

晴明が「宮仕え」の陰陽師であるのに対して、
彼は「野にいる」陰陽師です。
なので、頼まれればなんでもやる。
それは死んだ人の魂を呼び寄せることであったり、
誰かを呪で苦しめたり。
仕事の選択基準は「退屈がしのげるかどうか」という辺りが、
う〜む。癖のあるおっさんです。

ジョーと力石というのか、
山岡士郎と海原雄山いうのか。
「よきライバル」というよりは、
くされ縁ぽく、憎めない悪役といった感じです。

夢枕さんは、キャラクター作りがうまい!

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