人生万事塞翁が馬。 でも、なんだかこんがらがってしまうことが多い日々。
           
斎藤美奈子『文章読本さん江』
2009年08月30日(日) 21:27
文章読本さん江文章読本さん江

 ちびちび的プチ評
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巷にあふれる「文章」指南書の数々。
これを斎藤さん流に批評した一冊です。

文章読本界の御三家として、
谷崎潤一郎、三島由紀夫、清水幾太郎が、
そして新御三家として、
本多勝一、丸谷才一、井上ひさしの本が紹介されています。
いや、他にもいっぱい。
ウ〜ン。我が家にもございます。

文章読本というのは
読めば読むほど、「自分で書きたくなる」ものだそうで、
それは、上から目線の自慢だったり、
頑固親父の反発だったり。
「静かな抗争」として描かれる執筆者たちの姿勢が、
斉藤流に笑われていて、ほんとにおかしいです。

斉藤さんは一歩引いたところから見ているのかと思うと、
「文章がうまくなって、その後どうするのか」
というカルチャーセンター系の本に対するツッコミは、熱い!
はぁ〜、やっぱり文章読本を語ると、
熱くなるものなのですな〜。

後半は、明治、大正、昭和へと続く、
綴り方論争が紹介されています。
旧かな使いと新かな使いにこんな闘争があったなんて。
そして、小学校の頃に必ず書かされた読書感想文。
これが論争の先に生まれたものだったなんて。

ちびちびの場合、感想文を書くことそのものより、
課題図書になる本がつまらなくて辟易した覚えがあります。
だって、「道徳的に正しい」本ばっかなんだもん。
でも最近の小学生は違うようですね。
感想文が宿題にならないクラスもあり、
本も自分で自由に選べるのだとか。

好きに読んで、好きに書いて、
そしていっぱい書いてみるのが一番の上達法なんでは・・・
と、ちびちびは考えています。
だって、文章読本読んで
文章がうまくなったという人に会ったことないですもん。
色んな本が結構売れてるのにね。あぁ、資本主義。

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