人生万事塞翁が馬。 でも、なんだかこんがらがってしまうことが多い日々。
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『ミス・ポター』
2007年10月11日(木) 15:05
ミス・ポター

うさぎがかわいい ちびちび的プチ評
  絵本の世界をそのまま映画にしたような映像。
  ユーモアたっぷりで、アニメとの融合はお見事!


製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ=イギリス
監督  : クリス・ヌーナン
製作総指揮 : レニー・ゼルウィガー
出演  : レニー・ゼルウィガー、ユアン・マクレガー、エミリー・ワトソン、
      ビル・パターソン、バーバラ・フリン

まだ距離のある二人あらすじ:
ヴィクトリア朝の封建的な空気が残る1902年のロンドン。上流階級の家庭に育ったビアトリクスは、子供の頃からの夢であった絵本を出版しようとしていていた。
主人公は、青い上着を着た愛らしいうさぎ、ピーター。
新人編集者、ノーマンはビアトリクスの絵に魅了され、二人で制作した絵本はたちまちイギリス中に知られるようになった。
いつしか愛し合うようになる二人だったが、ビアトリクスの両親は身分違いの結婚を許さなかった。(goo映画より)


まるで冗談のようなもみあげの父と、
絵に描いたような上流婦人の母。
周囲のセットはもちろん、
彼らの衣装・ふるまいを見ただけで、
これがどんな時代なのかがよく分かります。
絵本を出版したいと願うオールド・ミスの女性には、
さぞかし息苦しい時代だったことでしょう。

ちびちびも「ピーター・ラビット」シリーズの本を持っていますが、
なんでこれだけサイズが違うんだろうと
長い間、疑問でした。
これがビアトリクスのアイデアだったとは!

子どもの頃から親しんできた本の誕生秘話。
絵本の色使い、水彩画のタッチ。
ビアトリクスの心象を写して自由に動き出す動物たち。
アニメと実写の融合シーンも自然でかわいい。
これだけだと、
単純な映画になってしまいそうですが、
なにより脚本のユーモアが秀逸なのです。

仕事を持つ女性として、
社会進出と自立を目指すビアトリクスに、
影のようにピタリと寄りそうミス・ウィギン。
台詞はほとんどありませんが、
彼女がそこにいるというだけで、とってもコミカルになる。
ビアトリクスと二人きりになろうと画策するノーマンの姿は、
いじらしいくらいにかわいい。

そのノーマンとの悲劇を経て、
ビアトリクスはイギリスの湖水地方に移り住み、
自然を残すための運動をはじめます。
美しい故郷の風景を残したいという思いはもちろん、
彼女の「お友達」が暮らす場所を守ることは、
とても自然な思いつきだったのでしょう。
だって、彼女の中で、
ピーターはホントに生きてるんですから。



恋するオトメこんな風に納得させてくれるのも、
レニー・ゼルウィガーの演技があったからです。
絵の中の「お友達」と遊ぶ時の表情や、
ノーマンを見るときの目。
ホント、「可愛い乙女」みたい。
素晴らしい演技でした。


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