人生万事塞翁が馬。 でも、なんだかこんがらがってしまうことが多い日々。
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東野圭吾『夜明けの街で』
2007年11月04日(日) 22:43
夜明けの街で夜明けの街で
東野 圭吾

 ちびちび的プチ評
  本編を読んだ後の番外編が抜群におもしろい!

角川書店 2007-07

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「不倫するやつなんて馬鹿だと思っていた」
という渡部は、妻と娘一人の3人暮らしです。
マンションを買って、会社では主任となり、
もうオトコではなくオヤジなんだと友だちからも諭される日々。
そんな彼の会社に派遣社員として仲西秋葉がやってきます。

結婚を前提としてしか付き合いはしない。
浮気をしたら殺します。

平然と言い切る秋葉に、
当然、周囲の男たちは引いちゃってます。
でも意外なところで渡部と秋葉はでくわし、
不倫の関係に陥ってしまう。
大いに盛り上がった渡部は、
サンタにならなければならないクリスマスに、
なんとかデートをしたいと画策する。

ふーん。
結婚は男にとって墓場なんだな〜。
不倫する男の心情ってこうなんだな〜。
これは男の側からの「言い訳」な気もします。
男の人なら共感できる話なんですかね?
それもイヤだな・・・。

当初はちょっとエキセントリックに思えた秋葉は、
愛人としてはやけに聞き分けがいい。
でも実は、
まもなく時効を迎える殺人事件の容疑者だったのです。
ほんとうに秋葉が殺したのか。
それでも、自分は彼女と結婚したいのか。
若い女の子とラブラブ気分をさんざん楽しんだ後、
守りに入る男の狡さはするどい描写です。
が。
しょせん、男の嘘は女には通用しない。
女の計算も、男には見抜けない。
女が、というより、
妻という座にある女のしたたかさには「うっ」となりました。

でも、この本で本当におもしろかったのは、
番外編として収録されている「新谷君の話」でした。
新谷君は、渡部の大学時代の友人で、
秋葉にのめりこんで離婚を考える渡部を
必死で止めようとします。
やけにリアルな台詞が出てくるなと思ったら、
新谷君には新谷君の事情があったんですね。
こちらは、現実にもありそうなドラマティックなお話です。
不倫しちゃう前に一読するのがいいかも。







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