人生万事塞翁が馬。 でも、なんだかこんがらがってしまうことが多い日々。
           
行きつけの店
2009年08月16日(日) 21:30
今朝、鏡をみて一番に思ったことは、

「頭、でかっ!

でした。
ちびちびが
ずっとお世話になってきた美容師さんが、
先月でお店を辞めてしまったのです。
そうして始まった美容室難民・・・。
あぁ、髪を切りたい。

そこへいくと、でぶりんは気楽なもんです。
一応行きつけのお店はあるようですが、
どこへ行っても大体一緒の出来上がり。
でも、ちびちびはちょっと疑問なのです。

なんで髪の量が他の人の1/3しかないのに同料金なの?

それを言うと、
激しく言い返されました。

「1/3じゃないもん!!!

突っ込むのはそこかよ・・・。
でも、今なら10分1000円なんていう床屋だってあります。
特にこだわった髪型ってわけじゃないんだから、
そこのが安くていいじゃん、と言うと。

「切った髪を掃除機で吸うんだよ?
 そうでなくてもつかまる力が弱まってるのに危ないじゃん!!!

ナルホド。
気にするところは色々ですな。
ちなみに。
どこの床屋へ行っても、
てっぺんは触らずにおいといてくれるそうです。
心遣い・・・なんですかね。ププッ。

畠中恵『まんまこと』
2009年08月14日(金) 21:27
まんまことまんまこと

 ちびちび的プチ評
  坊ちゃん育ちの坊ちゃんはやんちゃなのか?

文藝春秋 2007-04-05


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主人公の麻之助は、
ご町内の揉め事を調停する「名主」の跡取り息子です。
幼馴染で隣町の「名主」の息子・清十郎と共に、
のらりくらりとした毎日を送っています。
幼い頃は、その利発ぶりから将来を期待されていたのに、
いつからか斜めにそれ、お気楽者になってしまったという麻之助。

それでも父の名大として、
町内の揉め事をうまく玄関さばきする。
それは白黒はっきり決着をつける、というよりも、
すべてが円くおさまるように、といった風で、
いかにも日本的だな〜という気がします。

正直いって、
推理モノとしては物足りないし、
どんな風にお気楽なのかもはっきりしないし、
あんまりすっきりはしないかも。
まぁ、軽〜くサクサクは読めますが。
坊ちゃんたちのお戯れ感は否めません。
ラスト近くで、
麻之助の転機となった話が明かされます。
そこが、一つの読みどころかな。
夢枕獏『』
2009年08月04日(火) 21:31
陰陽師―飛天ノ巻 (文春文庫)陰陽師―飛天ノ巻 (文春文庫)

 ちびちび的プチ評
  名コンビのスタイルが固まってきました。

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「陰陽師」シリーズの第2巻です。
前作とは違って本書には、
真言や風水のお話もちらほら出てきます。
もう記憶の彼方に沈んでいるような和歌がでてきたり、
日本三大美人と呼ばれた一人が登場したり。
細部まで目に浮かぶような自然描写も美しいです。

このシリーズ、決まったパターンがあって。
ほろほろと晴明と博雅が酒を飲んでいて、
近頃都で話題になっている怪異や
あやかしに悩まされている某の相談を語る。
そして、
「ゆこう」
「ゆこう」
そういうことになった。
と、出かけていく。
やっかいごとが持ち込まれ、
名探偵が名助手の力を借りながら解決する。
まぁ、そういう短編集です。

で、二人の会話は
読んでいてとても楽しい。
博雅が庭を眺め、月を眺めしながら風流を語る。
それを晴明が「呪」の話にしてしまうものだから、
博雅は何がなんだか分からなくなってしまう。
せっかくさっきまでいい心持だったのに〜、
と、拗ねる博雅。
それを微笑ましくみる晴明。

闇だの鬼だのといった話の中で
博雅の愚直といえるほどの素直さが明るくて、
とても心安らぐ存在です。
今回は
晴明でも救いようのない哀しいお話もありますけどね。



夢枕獏『陰陽師』
2009年08月03日(月) 23:56
陰陽師(おんみょうじ) (文春文庫)陰陽師(おんみょうじ) (文春文庫)

 ちびちび的プチ評
  会話とテンポが絶妙なまったり感です。

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今頃なんですが、
ちびちびの中では「安倍晴明」ブーム真っ盛りです。
あまりのおもしろさに、
5冊くらいを一気読みしちゃいました。

平安の世は、雅な闇の時代と夢枕さんは書きます。
その言葉通り、
雨の夜、秋の庭、満月、上弦の月、ほとほと揺れる牛車・・・
静かで淡々とした自然描写の奥に、
ドロドロした鬼の姿が現れてきます。

人間の煩悩と嫉妬と執念がうんだ鬼。
でも晴明と源博雅との会話は、
飄々としていて読んでいてとても楽しい。
そう、この「雰囲気」に惹かれてるんだな〜。

和歌や宗教言葉が苦手な方でも大丈夫。
作者が現代風に訳してくれたり、
解説しながら話をすすめてくれます。
「陰陽師」というのでちびちびは、
もっと専門的な技術が語られるのかと思っていました。
ハリー・ポッターみたいに
「エクスペクト・パトローナム 守護霊よ、来い」
みたいな呪文とか、結界のはり方とか。
でもその辺りは、

「晴明がなにやら呪をとなえると・・・」

てな感じで終わってしまいます。
まぁ、そりゃそうかな。


荒俣宏『風水先生レイラインを行く 神聖地相学世界編』
2009年08月02日(日) 22:33
風水先生レイラインを行く 神聖地相学世界編―荒俣宏コレクション2 (集英社文庫)風水先生レイラインを行く 神聖地相学世界編―荒俣宏コレクション2 (集英社文庫)

 ちびちび的プチ評
  古代の超科学に驚きの連続です。

集英社 1997-12

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『風水先生』の続編。
今度の舞台はイギリスから始まります。
ストーン・ヘンジの謎と、
イギリスを横断する聖マイケルラインの謎を追う荒俣先生。
フランスの田舎街、そして日本のレイラインへと
話はすすんでいきます。

レイラインとは、
地表に引かれた目に見えない直線のこと。
現代のような精緻な測量技術の古代で、
いったいどうやってこのようなラインをひくことができたのか。

答えは、太陽と月にあります。
春分・秋分に通る道。
そして冬至と夏至の道。
古代人にとって、
太陽がどれだけ崇拝の対象であったかが
よく分かる気がします。

そして、私達にとっては。
そこはとんでもないミステリーに満ちた場所。
荒俣先生の興奮具合もよく分かる一冊です。


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